小林秀也

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考える先に何かがある!!!

ハピネススイッチvol.47成長には質問力が大切です。質問する力も思考の癖として言えます。でも誰に質問するのかって?親?パートナー?上司?先生?友人?いいえ、自分自身にするのです。人は常に選択を行なっています。正確には自問自答として選択をしている訳です。しかし日常においてはいちいち自問自答を認識しつつ行なっている人なんていません。なので正確なモノでは無く、適当に近い形で行われています。適当といっても無闇にでは無く、思考にも癖があると書いた通り、システムとして単純化されてしまっているのです。だからこそ意識して自身に質問する事が大切なのです。特に大きな出来事に対しては自問自答を繰り返し掘り下げていく事をオススメします。そこで大切なのが、どんな質問を自分に投げかけるかがポイントです。と言っても聞く事は簡単です。『なぜ?』だけです。なぜそれを、それを選択したのか?(カッコイイと思ったから)なぜ、カッコイイと思ったのか?(体にもいいし、それに理想の体型を手に入れたら自信つきそう)なぜ体に気を使うのか?なぜ自信をつけたいのか?なぜ体型からなのか?(体重増えたし、健康診断で注意されたから、細マッチョになれたら)なぜ健康を気にしているのか?今の自分に自信がないのか・・・なぜなぜ・・・と突き詰めていく事で今の自分の深層の心理が見えてくる。なぜなぜと自問自答していくと・・・えーい!!考えてもめんどくさい!!もういい!!となりがちです。おそらく考えていった先に自身では気付きたくない、認めたくない、受け入れがたい何かがある。と私はみます。そういった機会を作り、自身と向き合う事は、より良い人生を送る秘訣かもしれません。質問力1番多くしている質問相手は自分自身なのです。ハピネススイッチon!!

何かと話題のドラマ

ハピネススイッチ.vol45今何かと話題のドラマ『嫌われる勇気』ドラマ前回のテーマが“課題の分離”でした。アドラー心理学を理解する上では重要なキーワード“課題の分離”他者の問題は他者のモノ。“課題の分離”の例で言われるのがあります。母親の相談で子どもが勉強をしないという例“課題の分離”ではまず勉強をする、あるいは、しはいのは誰の課題なのかを最初に考えます。ようするに勉強をしないで困るのは誰なのか、勉強をしなかったら そのことの責任を最終的に引き受けるには誰なのかと言う事なのです。勉強は親ではなく子どもの課題にあるのです。子どもが将来的に進学や就職時に困るとしても、親は困りません。人間関係のトラブルにおいて相手の課題に土足で踏み込む事、踏み込まれることから起こるのです。極端ではありますが、親が子供に『勉強しなさい』といってはいけないし、そもそも子どもの課題であるので言えないのです。子どもが本当に勉強が自分にとって必要になった時、自主的に勉強をおこなうはずです。という事なのです。不登校の場合も同じです。学校に行くか行かないは子どもの課題なのです。それを見て親がイライラや不安したとしても、そのイライラや不安と向き合うのは親の課題なのです。子どもが親の言う事を聞いて勉強をするようになったり学校に通うようになったとして、親のイライラや不安は解消されますが、親が子供の自分の課題を押し付けてしまっているにすぎないのです。子どもは親の課題を解決しなければならないいわれはないのです。親は自分で解決するほかにないのです。他者の課題は他者のモノであり、同時に他者を評価出来ないという事になるのです。と言っても親からすれば、勉強してほしい。困る姿は見たくないというのがあります。ここで課題の分離をしっかりと理解した上で、“共同の課題”とするのです。自分だけでは解決できない問題は互いに協力を求めていいのです。そして協力を求められたら、協力をすればいいのです。協力として何が出来るのか…促す作業になりますが…勉強を例にあげればではまずなぜ勉強しないのか・したくないのか子どもからすれば、・勉強そのものへの知識不足・意味や価値への認識不足・理解するまでの手段不法の情報不足それらの知識不足への共有は出来る事だと思います。子ども自体にも必ず理由が存在します。ゆっくりと時間を取り話し合う事が必要です。そこでは親の立場として意図的に親の意思の通りに答えさせる様に話を持っていく事は違います。『このまま(勉強しなかったら)だとどうなる?』と言いたくなりますが、このフレーズは子どもからしたら挑戦・威嚇・皮肉でしかないのです。これにも子ども反発するしかないのです。(この辺はまた改めてハピネススイッチで詳しくお伝えします。)威圧的ではなく日々、信頼関係を何でも話しあえる環境の構築が重要であり。何事も話せる雰囲気づくり、問題意識への高さを持つ事が重要とされます。(補足:子どもから親への共有の持ちかけ。部下から上司への共有の持ちかけが好ましく。上から下へは援助や操作性が高くなってしまうのだ。)親子関係だけでなく多くの人間関係においておも“課題の分離”を明確にし自他の課題に分別を付け、解決の方法として援助では無く“共有の課題”としてきちんと話し合い、協力できるものだけ共同で行うのが理想なのだ。ハピネススイッチON!!

なにを達成するにもコレが大切です!!

ハピネススイッチvol.43『やってやれないことはない やらずにできるわけがない。』でも!!やらない人が多い!!!やらない理由なんていくらでも上げられる。出来ない理由もいくらでも上げられる。目標を諦めるのか?目の前にあるものを投げ出すのか?コレ!!目標に限らず、日常的な事にも言えます。知らず知らずのうちに『出来ない。無理。』『後にしよう。』が口癖となってしまう人が多いのです。諦め癖がついてしまっている人。『後にしよう。』もやらない理由づけです。すぐにやると言うよりも!!出来るような事(理由)を少しでも探す事が大切。『自分にはそんな事出来ない。』と決めつけてしまう前に出来る小さな事から始める。しかし!!『出来ない!ムリ!!あとで~』『私には無理~』となるような、生き方をしてきてしまった事も事実なのです。それらは過去の経験・体験、両親の一言、パートナー・友人の言葉などによって作りあげられるものです・私には出来ない・そんな能力無い・はじめから無理と分かっている・出来なくてへこみたくない、またそんな出来ない私を見てズドーン、、、・恥もかきたくない全てはセルフイメージです。私は言います!!!『実はそれだけ言えるってすごい!!!それだけ「自分には出来ない、無理!!」という事を信じる思いがあって、それだけ“出来ない自分”と言うモノに自身で洗脳している訳です!!!』出来ない自分を信じているにすぎないのです。すこし自分へのイメージを変えるだけで、がらりと変わります。『やってやれないことはない やらずにできるわけがない。』『出来ると洗脳してしまえばいいのです!!』他人が勝手に付けた傷に、いつまでも洗脳されている必要なんてないのです。まず出来る事からやってみる!!それは『私出来る!!』と何度も言ってみる事。簡単です。言うだけです。そこから始まります。ハピネススイッチON!! 

言葉はいつも役にたたない

ハピネススイッチvol.39年の暮れに誤ったコミュニケーション(笑)BAD COMMUNICATION!!昔から『目は口ほどに物を言う』なんてことわざがあります。人間が喜怒哀楽の感情を最も顕著に表すのが目だということから、何もしゃべらなくとも目つきから相手の感情がわかるものだということ。また言葉で偽りごまかしていても、目を見ればその真偽がわかるということ。とあるように、コミュニケーションにおいて言葉より大切なものがあると言われています。はい!!私も言葉以外に大切なモノって多くあると思います。私はこれまでに接客業や営業職を経験してきました。言葉以外のコミュニケーションの重要性を強く感じています。また重要性と共に難しさも身をもって感じています。言葉と共に発信される情報は絶大です。たった一言であっても相手に与える印象は大きく変わってしまうものです。営業や接客業の方ならば特に意識せざる負えないところですが、現代においては多くの業種に求められてしまう能力(コミュニケーション力)だとも思います。2000年代初頭からから多くの企業研修などでコミュニケーション力をテーマに研修や育成が行われはじめ、そこで語られるのが『メラビアンの法則』であったりします。その企業研修や新人育成などの『メラビアンの法則』で出てくる決まり文句。がコレ!!『会話での言葉は重要じゃない、それよりも見た目や声の大きさやトーンの方が大切なんだ!!』と誇らしげに語る研修講師や指導係の先輩がいたりします。今や研修以外の所でも一度は耳にした事があると思います。「3Vの法則」や「7-38-55の法則」といったことです。7%=Verbal (言語情報:言葉そのものの意味)38%=Vocal (聴覚情報:声の質・速さ・大きさ・口調・抑揚)55%=Visual (視覚情報:容姿・表情・しぐさ・視線)何の数図かと言うと、、、会話における情報のパーセンテージです。このパーセンテージを見ながら「コミュニケーションにおいて言葉よりも、仕草や見た目から入ってくる情報の方が重要視されるのです。」と説明をされます。言葉は7%しか伝わっていなくて、残りの93%(聴覚情報・視覚情報)が情報として優先され重要なんだ!!という事です。日常における会話そのものが、このパーセンテージに当てはめられて解釈されています。実はコレ誤った解釈なのです。こんな誤った情報も大手企業の研修、コンサルタントの方、セミナー講師の方が得意げに語っているのを目にしてきました。同業者でも誤った解釈のまま講座などで得意げに披露している現状です。『メラビアンの法則』を提唱したアルバート・メラビアンが行った実験はもっと単純なものだったのです。被験者に・・・とこの辺は書くと長くなってしまいますので割愛します。「7-38-55」は日常会話でのパーセンテージではなく、実は矛盾した情報が与えられたときに、「視覚」「聴覚」「言語」で人はどれを優先して受け止め、話者の感情や態度を判断するのかという事なのです。日常での会話で言語情報7パーセントなんて嘘っぱち!!!恋人に顔を赤め照れながら『ばかぁ~』なんて言われた時は、言語よりも「視覚」「聴覚」の情報が優先される!ということなのですね~夫婦あるある!!で『何怒ってるの?』と聞くと『怒ってないわよ!!』と怒鳴り気味に言われた時と一緒です(笑)上記の二つの様に言葉と行動が相反する形の例だと分かりやすいですね~これが本当は『メラビアンの法則』です。更に厳密に言えば、アルバート・メラビアン氏が行った本来の実験では顔写真のみの実験だったので、立ち振る舞いは考慮されていないのです。そしてこの実験自体、コミュニケーションにおける各要素の伝達力を検証したものでもなければ、非言語情報の重要性を立証したものでもありませんでした。現代に用いられている1対多のスピーチやプレゼンテーションを想定していたわけでもないのです。『メラビアンの法則』の誤った解釈の広がりは、コミュニケーションのあり方と共に時代の経過によって講師勢の都合の良いように変化していった一つかもしれませんね(笑)。改めて!!私自身も視覚情報・聴覚情報は重要と感じています。身振り手振り、声のトーン、抑揚など様々なモノが重要であることも事実です。冒頭にも上げた『目は口ほどに物を言う』ということわざのように、例え嘘をついて隠そうとしても、相手に見透かされるような何らかの反応が身体や行動に出てしまうのが人間です。ただ本来の意味を理解せずに、多くの場で『メラビアンの法則』が使われているのは好ましくないですね。(愚痴っぽくなってしまいました(笑))今日はここまで!!ハピネススイッチON!! 『目は口ほどに物を言う』ことわざ辞典引用